大石

タカキビ箒&そば打ち

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前半は、魔除けの効果もあるとされるたかきび箒作り、後半にプロの蕎麦職人である吉岡潤さんを講師に迎えての蕎麦打ち体験を行いました。

イベント前半は、箒作りの指導は雑穀女子として活動の吉村理恵さん。会場はつい最近、UNESCOの無形文化遺産に認定された荒踊を紹介する荒踊の館。材料であるタカキビはご自身で栽培されたものです。
熱湯で曲がりやすくしたタカキビと麻紐などの材料の組み立て方を丁寧に実技指導。
五ヶ瀬中等教育学校の生徒たちは、初めて見るタカキビに興味津々だったようです。
吉村さんが伝える中のポイントの理由が最初はわからず、ぎこちなく作業をしていた参加者らは、途中からコツをつかんだのかスムーズな手さばきとなり、やがて立派なタカキビ箒がそれぞれ完成しました。
おやつ休憩の後、テーブルに作業用コンパネを載せて作業台を4つ作成。講師のそば職人吉岡潤さんを迎え、2名ずつのグループで蕎麦打ちワークショップに移行します。
最初に吉岡さんの見本実技があり、その後はそれぞれで作業開始。そば粉をボールに入れて水を徐々に足しながらこね、粘土のような状態になったら今度はさらに入念にこねます。吉岡さんが巡回しながらアドバイスをしていきました。
それぞれが薄く伸ばした円板状の蕎麦が出来上がると、蕎麦用の包丁とまな板が登場。包丁を操りながら均等に切っていく工程に。
お店で出されるような細いものや、きしめん級に広いもの、様々な蕎麦麺が出来上がりました。蕎麦の質は上々で吉岡さんの絶賛をいただきました。
出来上がった蕎麦を釜に入れ、約1〜2分茹でてから素早く取り出し氷水でしめ、お皿に。添加剤など一切入っていないオーガニックな蕎麦なので鮮度が命。
お皿に盛られたらすぐに運ばれて、テーブルに。吉岡さん特製のツユに浸し、出来上がってくるのを見ながら食べ比べを楽しみました。
吉村さんは、皆がそばを打ってる最中にそば粉を使ったガレットを、そして吉岡さんは蕎麦がきやそば善哉を即席で調理。どれもこれも、本当にそば本来の味覚が沸き立って、いくらでも箸が進みました。参加者にも大好評、来年はそば撒きから参加したいという人もいました。
打った蕎麦の一部はお土産に、終了予定時刻を1時間近くもオーバーしての解散となったのでした。

-大石

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