約2ヶ月の間を置いての人気の雑穀イベント、今回は蕎麦の種蒔きとガレット他雑穀料理を皆で作っていただくもの。
参加者は福岡、熊本、宮崎からの8名で初参加者もおり、前回と参加者の顔ぶれが半数ほど入れ替わっているなど、今後の雑穀普及に向けて好ましい結果が見られました。
空模様では一部に雨予報が付いていたものの、畑の周辺は曇り空で気温が比較的に低く、絶好の畑作業日和。畑はきれいに整地されており、一部には大豆が育っていました。
手順としては、まずは紐を張って種を蒔く進路を定め、手動だが優秀な種蒔き機に蕎麦の種を入れ、紐に添って転がします。すると、一定の間隔で数粒の種が撒かれていきます。終わったら大体70cmくらいの幅で紐を移して、同じ作業を繰り返します。作業自体は単調なので少ない人数でやるよりもある程度の人手で交代しながらやる方が、楽しみながら効率的に進みます。また、機械を使わないで手で蒔く作業も体験しました。
最初はぎこちなかった参加者も、吉村さんの適切な指導もあってすぐにコツを呑み込めたようで、当初はお昼を過ぎるかもとちょっと心配していた種蒔きは、11時過ぎには完了となりました。蕎麦はきっちり75日で収穫が可能となります。10月上〜中旬あたりで白い可憐な花が咲き、黒い実がつきます。それまでは雑草や野鳥や害獣らとの闘いが続くのです。
畑を撤収して料理教室会場である荒踊の館に戻ったら、本格的な土砂降りとなりました。みんなで作るお昼のメニューですが、次の通り。
○タカキビミート入りそば粉のガレット
○アワポテト
○ミキの水キムチ
○夏野菜の焼きびたしミキを添えて
○マンゴー味ミキ
○トマト、梨
ちなみにガレットは蕎麦粉のクレープで、フランスはノルマンディー地方の郷土料理です。日本の蕎麦ヌードルと同じくらい、蕎麦の特性を活かすことのできるメニューをメインに上述のようないくつもの雑穀料理がテーブルに並びました。
畑作業の疲れを食事とおしゃべりで癒し、最後に各自の感想振り返りをし、後片付けも全員で終えて解散となりました。