今年度4回にわたる本イベントの最終回。前半は、魔除けの効果もあるとされるたかきび箒作り、後半にプロの蕎麦職人である吉岡潤さんを講師に迎えての蕎麦打ち体験。
インフルエンザ流行などによって直前に欠席者が出てしまったが、参加者は健康管理を万全に集まってくれた。
たかきび箒作り指導は吉村理恵さん。車座になって紐など材料の組み立て方を実技指導。参加者は始めた最初はぎこちなかったりやり直しをしていたが、途中から器用な手さばき。立派なタカキビ箒がそれぞれ完成。
蕎麦を使ったマフィンとクロモジ紅茶のおやつ後、コンパネを載せて作業台を3つ作成。2名ずつのグループで蕎麦打ちワークショップ開始。吉岡さんの見本実技をしっかり見てからそれぞれで作業に。そば粉400gと小麦粉100gをボールに入れ水200gを徐々に足しながらこねつつ、粘土のような状態になったらさらに入念にこねる。吉岡さんの巡回しながら適切なアドバイスに、参加者は徐々にコツをつかんでいった。
棒でコンパネいっぱいに伸ばしたら蕎麦用の包丁とまな板が登場。包丁を操りながら均等に切っていくのだが、この段階で各グループの個性が。お店で出されるような細いものや、きしめん級に広いものなど、様々な蕎麦麺。質は上々で、吉岡さんも絶賛。
蕎麦は各皿ごと釜に入れ、約1〜2分茹でて素早く取り出し氷水で〆る。添加剤の一切入っていない蕎麦ゆえ鮮度が命。お皿に盛られたらすぐに運ばれテーブルに。吉村さんは傍でフランスはノルマンディー地方のローカル食ガレットを作成。最後に皆で後片付け、すっかり暗くなった午後7時に解散となった。