
五ヶ瀬自然農園が耕作放棄地活性化および特産品開発を目的として取り組む中で、土地の特性を活かす作物の一つが玉ねぎ。
5月下旬に続く今回の2回目は、五ヶ瀬中等教育学校の生徒さんを中心に全員が中高生という若いパワー14名のボランティアの方々に協力いただきました。また、引率責任者として教員の方も参加。
天気予報では、収穫開始あたりから降雨と出ていましたが、最後まで空が崩れず保ってくれました。曇天は畑作業には好都合でもあるのです。
本来、表面に出ている茎の部分が枯れて茶色になっていれば絶好の収穫タイミングなのが玉ねぎ、今回はほぼ全てが枯れて倒れていました。
引っこ抜く、コンテ内に入れ運ぶ、茎を切る、軽トラの荷台に載せ保管場まで運ぶ。
これらの段階を分業化し、効率的に作業を進めました。裸足になって、土の感触を楽しみながら作業に励む生徒さんもいました。
一律に植えた玉ねぎですが、場所によって玉の大きさや重さが異なるのも自然の力。
らっきょうくらいのものから、ちょっとしたメロンくらいの大きさのものまで種々多々。
初回の時以上に独特な玉ねぎの香りが漂い、品質の高さも実感できました。
お昼ご飯には、早速に収穫した玉ねぎを使用したカレーライス、そしてスライスした玉ねぎサラダ。完全無農薬で作られた玉ねぎを、参加者全員でいただきました。
午後からは畑を移動、作業の突きを。すでにコツをつかんだ生徒さんの働きぶりは素晴らしく、ついに収穫は完了。
マルチと呼ばれる雑草繁茂を抑える黒ビニールもすべて剥ぎ取ったのを確認後、乾燥場に全員が移動。ひとまずビニールの雨よけが施されたスペースに重ならないように置いていきました。