【活動報告】11月11日 秋元フットパス

投稿日:2018年11月13日 更新日:

まずは淳志さん営む民宿「まろうど」を出発します。
コース自体を言葉にすると、山道を進み峠越えて下り、秋元神社を散策ののち、渓流を挟んだ対岸の集落の間を抜けて、まろうどに戻るという、シンプルこの上ないのですが、写真をご覧いただければわかるように、ビジュアル的には非常にバリエーションに富んだコースです。
そこに、地元を熟知した淳志さんの、国際感覚も交えた説明が加わると、たちまちマジックが生まれるのです。

秋元神社は、さすが全国的にも知られるパワースポット。
訪れた時にも、すでに県外ナンバーも含む車が結構な数停まっていました。
また、境内の一角には湧水のほとばしる場所があり、ペットボトルを持って汲む参拝客を見かけました。

神社の成り立ちについての説明で、淳志さんがキーワードとして幾度となく挙げたのが「明治4年」です。
日之影の大人でも、そして姫泉酒造でも聞かれたこの明治4年、気になる人は日本の宗教事情の中で調べてみると良いでしょう。

神社を出て、道なりに進みます。
田んぼで使われた案山子が、あちこちで我々を迎えてくれました。
ある場所では、まろうどに泊まったフランスの映像クルーたちが、突然に撮影を始めた、まさにそのポイントです。

「実は、彼らが狙った正にそこは、修験者たちの修行の場だったのです。彼らは世界の宗教を映像に収める目的で訪れていて、ぼくは、そんな話を何も話していないのに、アンテナに引っかかったということは、やっぱり何かそういう霊的な、第六感に訴えるものがあるんですね」

こんなエピソードを聞けるのも、淳志さんの案内ならではのものです。

まろうどに戻ると、宿の裏手にある地域活性化の大ヒット商品・甘酒「ちほまろ」の製造直売所があります。
お茶の代わりに3種類を試飲させてもらいましたが、参加者たちはもれなく買い求めていました。
美味しいのはもちろんですが、甘酒が「飲む薬」として注目を浴びていることも作用したのですね。
いち早く目をつけて商品化した、その先見の明もさすがと思わされます。

車で移動してお昼どころ「しんたく」へ。
無人となった古民家を改装し、神楽も舞えるよう御幣と榊で「神庭(こうにわ)」を設えた、これまたユニークな食堂です。
地元の女性陣が地元の食材にこだわり、作ってくれた創作郷土料理。中でもうどんは、小麦自体が秋元で受け継がれたものを使っており、色が若干グレーを帯びています。
参加者には、シイタケの竜田揚(?)が特に、他所では見られないと好評でした。


*秋元集落の夜神楽は11月24日の夕刻から始まります。詳しいことは下記URLにてご確認・お問い合わせください。
http://takachiho-kanko.info/event/yo_schedule.php

秋元集落は、高千穂の中心街から車で20〜30分もかかる上、道がまた秘境感を醸し出すような断崖に、離合困難なくねくね道の先にあります。
途中の警官がまた素晴らしいことも、最後に付け加えておきます。

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