春のフットパス:日之影・深角コース

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春のフットパス:日之影・深角コース

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 縄文時代末期とみられる土器の破片や住居の柱穴が発掘された深角集落。室町時代建立の宝篋印塔や、織田信長子孫の織田杢之氶・半兵兄弟のうち半兵終焉の地であること、遠く東北の地の団七踊りが伝統芸能として受け継がれているなど、日本史の断片が散りばめられた興味深い集落です。
 2021年8月に九州中央道が雲海橋から平底ICまで延伸したことにより、深角ICから団七の館前を通る交通量が激減し、フットパスにとっては歩きやすさを取り戻すことができたのが何よりでした。
 案内人は、森林セラピストにして深角人の甲斐安忠さん。
 集合時刻の気温が13℃ではあったものの、前日の大人フットパスに続けての快晴。4月も半ば、気温はすぐに上昇。絶好のフットパス日和となりました。
 まずは最近に遺産認定を宮崎県から受けたという石垣の棚田へ。2週間後のGWには水を張る田んぼもあり、土かき作業が始まった中を、顔見知りの農家の人と声を交わしながら進みます。参加者は足を止め、その模様をカメラやスマホに収めて行きました。
 日之影町もまた、GIAHS〜世界農業遺産圏域の構成町村のひとつでもあり、こうした営みが今後とも継続されることを願ってやみません。
 コースのあちこちに点在する遺跡の数々を説明いただきながら、棚田の間の坂道を上り下りし、集落の心の拠りどころである深角神社へ。神社の裏手に、先述の織田信長子孫の織田半兵の墓所が慎ましく建立されています。
 神社から、国道218号に出て、西深角のコースへ。途中でツツジの素晴らしいお宅の庭があり、こちらで集合写真を。安忠さんの同級生のご自宅でもあり、こうした繋がりがフットパスを実り多いものにしているのは間違いないでしょう。西深角はすり鉢状になっており、道からの眺望がどこからも素晴らしい絶景でした。
 団七の館に戻り、車を分乗して昼食会場である居酒屋左近に移動。左近の大将が自ら釣り上げた、養殖ではない野生のヤマメの唐揚げやイノシシと筍の煮付け、さらには川で捕った蟹味噌の味噌汁など、ここでしか食べられないお昼に、誰もが満足していたようでした。
 今回開催した7コース、参加者の評判は総じて高く、より地元の人との交流の機会を増やすなどして、さらにレベルの高いコースにしていく可能性を強く感じさせられました。

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