春のフットパス:椎葉・十根川コース

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春のフットパス:椎葉・十根川コース

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 十根川フットパスのコースは、起点から十根川神社から、五ヶ瀬と椎葉を結ぶ主要幹線である国道から、山に分け入ったところに忽然とあらわれる集落地区を結んで歩くコースとして設定されました。
 十根川集落は1204年、壇ノ浦から逃げ延びて隠住し建立した十根川神社と、平成10年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された、黒光りする石州瓦に統一された民家と石垣が織りなす佇まいの、見事な集落景観で成り立っています。
 コースに向かう前に、場所が離れているため(約2km)フットパスでは設定されていない大久保集落の大ヒノキを見るために、希望者のみ車で移動。樹齢700年と言われる大ヒノキの周囲には遊歩道が整備されていました。立派で荘厳な大ヒノキに誰もが圧倒されていました。どんな角度からも1枚の写真に収めるのは不可能なほどの巨木の初体験は、参加者に大きな感銘を与えたようでした。
 集合場所に戻り、簡単な自己紹介と足腰の準備体操、歩くにあたっての諸注意事項を伝え、出発。十根川集落入口にある駐車場がコースの起点。コースの道は、普段は十根川神社の参道として、あるいは地元住人のための農作業道でもあります。
 歩き方は、集落在住の案内人である2名の那須さんにお任せしました。
 十根川神社の境内に入ると、国の重要伝統的建造物群に行く前の屈指の撮影ポイントである御神木「八村(やむら)スギ」が、圧倒的迫力を伴って眼前にあらわれます。那須大八郎宗久が手生け討伐の折、手植えしたと言われ、こちらの樹齢は約800年、高さ約55m(全国2位)、根周り19m(同4位)のスケールには大久保の大ヒノキ同様、誰もが圧倒されました。
 十根川神社を出た後は、いよいよ十根川集落のメインコース。
 集落内は、石の階段と石垣に沿って続く、迷路のような細道を進みます。途中途中に、路なのか私有地なのか判然としないような場所がありますが、コース設定をしたときに住人説明をおこない、理解を得られ、イベント時でなくてもフットパスする人は自由に歩くことができ、住人との挨拶や交流の機会を与えられるなど、意義の高い内容として今も迎え入れてもらえています。
 現在、十根川集落に空き家はなく、住人は約60名ほどとのこと。石垣が見事で、傾斜はどこも急勾配、足を踏み外さないようにゆっくり歩きました。見晴らしのいい場所で、那須さんらが準備してくれたよもぎ団子や椎葉名物の菜豆腐のおやつをいただきました。
 今回は、当初は歩く予定だった石垣の田んぼの方が、終了時間が迫っていることと、土かきもまだということもあり、むしろ秋の掛干された光景を見てもらう方が魅力が伝わるのではという声を案内役の椎葉さんからいただき、その行程をカットしてフットパスを終了。
 お昼の会場『よこい処しいば屋』へ車で移動。約15分で到着。鶴富屋敷の真下にあり、地元椎葉の蕎麦粉を使ったお蕎麦のランチは観光客にも大人気。豆乳プリンのデザートまで、すべての料理が椎葉ならでは。おかわり自由のご飯には地とうもろこしがまぶされており、蕎麦には鴨肉が贅沢に盛られていて、美味しいを連発しながらいただきました。
 また、椎葉の新しい特産品として、Uターンして後を継いだ30代の若主人が開発し、県のフードコテストで2021年度グランプリを獲得したバターサンドやデザートに供された豆乳プリンを、食後はこぞって買い求めました。

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