高千穂鉄道は、2008年に廃線になってしまいましたが無償譲渡された線路を利用し、
森林セラピーロードとして整備したのがこのコースとなっています。
線路には、駅舎、鉄橋、レール、枕木など昔の姿をそのまま残しています。
TR鉄道跡地散策コースのスタート地点は「吾味駅」です。
赤い三角屋根が目印のこの駅は昔駅舎だった部分が整備され今は、休憩所として再利用されています。
昔、ここ電車が走っていたと頃を歩いていると思うとなんだか不思議な感じがしますね。
このコースはこの後もそんな気持ちにしてくれるような風景がたくさんあります。
全長2.2kmのこのコースは、上がり下がりが無く平坦な道なのでとても歩きやすいです。
橋を渡ったり、滝を見つけたり、神社があったりと、
2キロ弱のコースでたくさんのものを見ることができます。
一般道と併用になっている部分もあるので車の通行にご注意下さい。
11連のコンクリート桁橋と鋼トラス及び8連の方杖形のラーメンからなっている、
珍しい橋梁で1937年に完成しました。
ダム湖の水面に映えるトラスの赤色と新緑のコントラストは、自然と清流があふれる風景と調和しています。
トンネルの中にはベンチが。待っていると電車が来そうな雰囲気がとてもします。
電車が使っていたトンネルを歩いて抜けることができる、貴重で不思議な体験をすることができます。
荒々しい断崖絶壁に、落差45mの滝。周辺の木々の緑と滝しぶきの白色のコントラストがとても美しいです。
手前にかかる赤いコンクリートアーチ橋を渡り、対岸の坂道を登ってゆくと、
中腹に洞窟があり、その中に祀られている三体の観音像は女人守護、開運の観音像として信仰を集めています。
【アクセス】
九州中央自動車道・延岡ICから約30分。 国道218号線・熊本県御船市から約120分 |