五ヶ瀬町宮の原コース ~しだれ桜の里~
宮の原は樹齢約300年の浄専寺しだれ桜を筆頭に、多くのしだれ桜が点在する古い集落です。
天孫降臨の地とされる二上山に奥宮を持つ三ヶ所神社はシャクナゲが美しく、社殿には見事な海馬の彫刻が施されています。
川には石積みのめがね橋、棚田100選の鳥の巣棚田、段々畑、竹藪、雑木林など世界農業遺産認定に相応しい日当たりの良いのどかなコースです。
桜が見頃の春に散策をおすすめします。すべすべになる美人湯が人気の宿「木地屋」がスタート地点です。
木地屋は温泉だけの利用も可能で、ランチ・ディナー・宴会が楽しめるレストランもあります。
【木地屋】入浴時間:10時~21時 料金:大人500円/小人300円 不定休
スタート地点のごかせ温泉木地屋が丘の上にあるため、まずは階段を含めた下りとなります。
その後は比較的平坦で歩きやすく、最後は森の中の林道を10分程度登ります。
コース一部には国道の横断もあるので車等に要注意です。
また舗装されてない道もあるので、雨の後などは足元にお気をつけ下さい。
全コースで6kmですが、近道もあるので体力に合わせたコース設定が可能です。
【鳥の巣棚田】
二方向に広がった棚田が特徴で、日本の棚田100選にも認定されている鳥の巣棚田。
鳥の巣棚田は後継者がおらず5年間耕作放棄地となっていました。
しかし、フットパスコースや世界農業遺産に認定されたことをきっかけに地元高齢者が奮起して畑として再生しました。
2016年からは体験農園として活用し、生でも食べられる果物のようなトウモロコシ「ゴールドラッシュ」という品種を栽培しています。
【三ヶ所神社】
三ヶ所神社は平安時代(昌泰三年)に創建されたと伝えられ、本殿に施された彫刻は県の有形文化財にも指定されています。
イザナギ、イザナミが主祭神として祀られており、二神は夫婦和合、縁結びの神様として知られています。
境内には約300本の桜や1万本以上植栽されたシャクナゲなどの花があり、4月上旬から5月中旬まで楽しむことができます。
【浄専寺のしだれ桜】
樹齢200年以上という浄専寺のしだれ桜の見ごろは3月下旬がピークです。
◎ギャラリー◎
【アクセス】
九州自動車道・御船ICから約60分。
国道445号線から国道218号線へ五ヶ瀬町役場を過ぎて国道503号線に入りすぐ左折。
Gドームを右折し、登ったところがごかせ温泉木地屋。