仲間と一緒に1日900食の無料炊出しをしたお店のこと
case2. 熊本市 東区
どんぶり亭「ドンと食え!」
どんぶり亭「ドンと食え!」
数多くのメニューがすべてどんぶりという珍しさ
またボリュームも満点なこともあって
学生や若いサラリーマン中心に近隣の住民も足を運ぶお店でした
開店して8ヶ月、徐々に営業が軌道に乗り始めていました
そこに2度にわたる大きな地震
上はアパート、1階には4店舗が並ぶ建物は
床は傾き、戸ははずれ、壁もひびが割れ
営業ができなくなりました
震源に近い東区は古い建物は全壊
水、電気、ガスなどのインフラが絶えました
なかでも都市部ということもあり
農村部のようにしのげる食べ物もありませんでした
また、流通も混乱し、スーパーにもコンビニにも食べ物が入りませんでした
幼稚園や学校は休みになり給食がなくなった子どもたち
勤めに出ることはできても食べる先がない人たち
介護サービスや宅配のお弁当で食事をとっていた高齢者・・
配給は避難所が中心、建物に被害がなかった多くの人たちに食べるものがなくなりました
前震で散乱したものを片づけたところで本震
気力も失せていた店主でしたが「できることを」と炊き出しをはじめました
友人たちの協力で水を確保し、食材は無事だった冷蔵庫に残ったもの、
そして、支援をつのって
お金は頂きませんでした
日に日に人は増え、多い時で1日900食
早い時で朝6時から夜はいつも11時ぐらいまで
途切れることがないように足りなくなった食材は自腹でも用意しました
そして、片づけをすませてからの仕込み
作り続けることができるようにあらかじめ米を研ぎ、野菜を刻み
休みを取るのは朝の4時
家は半壊していて帰宅しても休めるはずもなく
また、施錠の出来ないお店を空けたすきに、野菜がなくなったこともあって
空き巣の不安もあり、お店で寝ました
ただ、寝床のスペースには雨風が吹き込みました
体調を崩しながらも10日間、続けました
一見、再開したように見えますが
開店資金として借りたお金の他
地震による店内の補修、修繕、耐震のための費用が重なり
まだ、食器も買い揃えることもできません。
震災前はアルバイトを雇って回していましたが
今は一人で切り盛りするぶん、20席中10席で営業しています
店の外側も補修、修繕が終わっていません
家もまだ探す余裕がありません
ご支援ください
同様の事例がいくつもあると思います…
熊本復興 人間力募集プロジェクト
どんぶり亭「ドン!!!と食え」
熊本市東区のどんぶり専門店。ボリュームたっぷり!栄養バランスもバッチリ!地震直後から無料炊き出しを続けました!
ドン!!!と食え応援商品販売予定!
〒862-0914 熊本県熊本市東区山ノ内3丁目3−52
コ-ポのはら101