ちょっと前からオーガニック分野で注目されてきた雑穀栽培を、いち早く五ヶ瀬町で無農薬・自然栽培で熱心に取り組む吉村理恵さん。もともと茶畑だったところを再開墾した畑で、タカキビをはじめ３種類のキビの種蒔きにボランティアの方と参加。天気にも恵まれ、５名のボランティアの方々が熊本と延岡から参加してくれました。
手撒きも考えたという理恵さんですが、収穫の際の利便性を考え種蒔き機を使用。これは手動ですが、スリットの幅を調整することで、ヒエにとどまらず蕎麦や大豆や落花生など、なんでも蒔くことができる優れものです。 間隔を50cmとし、糸を張り、その横を種蒔き機を押しながら種散布・土埋めを行っていくのが今回の作業でした。
掻いたばかりの畑の土はふかふかで、女性陣はみな裸足で作業に取り組みました。続けるうちに自然に分業も進み、効率的にはかどり出してからはスピードアップ、当初４時までの予定がお昼前にはほぼ種蒔きが済んでしまいました。 加えて、宮崎日日新聞が取材のため現地まで赴き、吉村さんや参加者、理事長に取材もしてくれました。
お昼は近くの河原に行き、タカキビを使ったハンバーグをパンに挟み、ホットサンドメーカーで美味しくカリカリに仕上げたものを、吉村さんが仕込んできたスープやデザートと一緒に楽しくいただきました。
今後は他の雑穀も蒔き、それらの成長を見守りながら適時に雑草刈りなどを経て収穫の流れを予定しています。また、６月４日には雑穀料理教室を開催します。