三ヶ所地区「鳥の巣棚田」は、環境省の日本棚田百選に選ばれながらも、7年前に地権者が耕作放棄して相当年数を経過し荒れるがままになっていました。
荒れ果てた姿を見るに忍びない、なんとかせねばと当時73歳だった宮本紀昭さんが地元の仲間を6人集め、認定NPO法人五ヶ瀬自然学校と協力して大手術。見事に7枚の畑として蘇生しました。
今年度から五ヶ瀬自然農園が新たに栽培を担うことになりました。7枚のうち1枚をトウモロコシ、残りのほとんどをサツマイモの栽培に振り分けており、今回はトウモロコシの移植作業をおこないました。
朝9時に現地集合。すでに宮本さんらスタッフは朝の6時から、糸で植えるラインを張る作業を済ませていました。苗をポッドから外す、ラインに沿って移植用の穴を打つ、HB-101という栄養分を希釈(水1リットルに付1〜2滴)し穴に播く、苗を移植するという作業を分担して行いました。作業は順調にはかどり、熱中症に用心しながら水分補給と休憩を適度に取りつつ、初日のうちに準備していた計約2,100本を植え終わ流ことができました。
翌23日は、害獣対策の一環として電柵を張り巡らすための、畑の周囲の雑草を、刈り払い機と、フェンス周辺を鎌を使って作業しました。
収穫までは雑草と害獣との闘いが続きます。人手が必要になったら改めてボランティア募集をかけていくことになります。
~農家のお手伝い2023〜五ヶ瀬町鳥の巣棚田「トウモロコシ移植ボランティア」(1)
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